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2009年03月19日

仕事の思想 田坂 広志さん

仕事の思想―なぜ我々は働くのか
田坂 広志
PHP研究所 (2003/09)
売り上げランキング: 8433


著者の田坂広志さん、スゴイ方です。スゴイというより高尚な印象を
受けます。同じ人間なのにこの違いは・・・。生きてきた道のり
の違いでしょうか。私も頑張ります!!

多くの著書を書かれてますので、まず一冊読まれるといいですよ、
いや、読んでください!!
↓↓アマゾンで”田坂広志”で検索した結果です。
http://tinyurl.com/2dnotl


実は私も、田坂さんを知ったのは去年くらいで、偉そうに語るほど
存じあげてるわけでないんです。著書を知ったきっかけは、いつもお世話に
なっている松山真之介さんの「Webook of the Day」 http://webook.tv
だったような、、。

一度、ナマ田坂先生にお会いしたいと思いながら、未だ実現できてません。
セミナーの案内は、田坂先生の公式サイトで発表されるらしいですよ。
田坂広志さん公式サイト → http://www.hiroshitasaka.jp

★【なぜ我々は働くのか】

青春時代に描いた夢が、実社会で打ち砕かれ、目標を見失ったときに
浮かぶ問いです。

「なぜ我々は働くのか?」

誰しも心に思い浮かべた経験があるのではないでしょうか。

この問いの答えを、読者それぞれに見つけてもらうべく、
田坂広志さんが10のキーワードをとりあげて、ご自分の経験を交えて
お話されてます。本当にいい言葉達なので、勝手に書き出してしまいます。

(1)思想:現実に流されない錨
(2)成長:決して失われることのない報酬
(3)目標:成長していくための最高の方法
(4)顧客:こころの姿勢を映し出す鏡
(5)共感:相手の真実を感じとる力量
(6)格闘:人間力を磨くための唯一の道
(7)地位:部下の人生に責任を持つ覚悟
(8)友人:頂上での再会を約束した人々
(9)仲間:仕事が残すもうひとつの作品
(10)未来:後生を待ちて今日の務めを果たすとき


「なぜ我々は働くのか?」に対して、「生活するお金を得るため」という
答えがあります。確かにそれもひとつです。でも、それだけだったら
寂しいですよね。働くことに長く時間を使うならなおさらです。

私が一番印象に残ったのは、第二話の「成長:決して失われることの
ない報酬」でのこのくだりです。

「仕事の報酬は、成長である。」

「仕事の報酬」といえばすぐに思い浮かぶものに「給料」や「地位」
「能力」がありますが、「給料」は使えばなくなりますし、「地位」は
退けばなくなります。「能力」も時間とともに時代にそぐわないものに
なってしまうかもしれません。しかし、人間としての「成長」という
報酬は決して失われることはありません。私の好きな「生きる力」です。

私も今勤めている会社に丸13年居ますが、最初のころは問題があるたびに
ビクビクして、上司や先輩社員に泣きついていたように思います。
そんな自分の盾になってくださっていた上司や先輩社員が居なくなって
(全員、辞めていかれました(笑))、一人でなんとかしなければならない
状況になると、死に物狂いになるんですよね、おもしろいことに。

それを繰り返していると、最初はあんなにビクついていたことが、非常に
些細なことに思えて、落ち着いて対処できるようになっていました。
もちろん、自分一人で手に負えないこともありました。そのときには
助けてくれる上司や仲間が現われます。そこで、人の優しさに気づけたり・・・。

ありがたい仲間や、自分の能力で「問題を解決できた。」という成功体験の
積み重ねで、以前よりも動揺しない心を手にいれられたような気がします。

どんなに大変なことでも、「些細なこと」に思えることって、非常に大事
ですよね。みなさんも周囲にもおられませんか?
「非常にまずいぞ。」という状況で、冗談を飛ばして平然としていう人。
平然を装ってるのかもしれません。でも、かっこいいですよね。わたしも常に
そういう人間でありたいと考えてます。



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投稿者 哲正(てつまさ) : 2009年03月19日 01:30

コメント

はじめまして!私は「★ホッカリーモの記録★ハッピーリミテッドエディショナー」という学習法や思考法に関してのブログを運営しているホッカリーモというものです。
マインドマップは何度か書いたことがあります。
遊び感覚で楽しいですよね!
今後ともよろしくおねがいいたします。
がんばってください♪

投稿者 ★ホッカリーモの記録★ハッピーリミテッドエディショナー♪のホッカリーモ : 2007年05月06日 14:22