« 誰とでも15分以上会話がとぎれない話し方66のルール 野口 敏さん | メイン | 30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた!稼げる人 稼げない人 »

2010年10月16日

愚直に積め!

愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
辻 俊彦
東洋経済新報社
おすすめ度の平均: 5.0
5 骨太な経営本
5 ベンチャーの現場を体感した者だけが語れる言葉
4 無知無能の愚者
5 タイトルに偽り無し
5 スタートアップ期から次のステージに向かう経営者に最適

今日の本は

「愚直に積め!」(東洋経済新報社)
価格:¥1600+税


作者は、辻 俊彦さん。

数多くのベンチャー企業への投資や育成をされているベンチャー投資家です。

私が持っているのは「2008年2月5日発行」の版で、最近発行された著書では
ないですが、本棚の常に目に付く場所に置かれています。
私は「愚直に積む」とか「凡事徹底」という言葉が大好きです。

今日、「愚直に積む」について書いてるのは、最近の自分が愚直に積んでいないことを
反省するためです・・・。

最初のページの1文章に全てが詰まってます。

「企業が成長を遂げるには、「愚直な挑戦の積み重ね」が必要である。」

企業だけではなく、人も同じですよね。
もちろん、本書内にもそのことには触れられています。

著者の辻さんの説明をお借りしますと、本書は5章で構成されています。、

第1章 会社が生き続けるために必要なこと

第2章 成長を実現する「人材」について

第3章 社長の決断について

第4章 挑戦を続ける心構えについて

第5章 タイミングの重要性


それぞれの章で20個~30個の項目に、わけて著者の辻さんのこれまでの
経験・体験した事象からわかりやすく説明されています。
目次を見てもらえれば、すぐにあなたの心の琴線に触れる言葉がみつかると
思います。

最初から丁寧に読むのもいいですし、途中の自分が興味のあるところから読んでも
大丈夫です。

あとがきを書かれている江上 剛さんがおっしゃるように、「見出しの中に自分の胸に
ぐさりと刺す言葉があれば、それを理解するために該当するページを読めばいい。
まるで聖書のようなものだ。」と、書かれています。

私の胸をぐさりと刺した言葉!
↓↓↓

☆デキル人を目指すなら四の五の言わず実行する


「当たり前!」と思われる方も多いと思いますが、「自分ができているか?」と
問われると、うつむいてしまいそうです。(私はうつむきます・・・)

この項目の中で、著者の辻さんは
「本当に頭がいい人は、すぐに行動に移し、実行するなかで学んでいく」と
書かれていますが、ホントにそう思います。

今、私はとある企業でSEとして働いてますが、10年以上新入社員を見て、
会話してきていますが、「新しいこと」を指示すると
大体、2パターンにわかれます。

例えば、「こんな感じのプログラムを作って欲しいんだけど、できる?」
と指示をするとします。

<<パターン1>>
「初めてするのでわからないで、うまくできるかわかりません」的な発言をして
作業に取りかかる社員

<<パターン2>>
「(とりあえず)わかりました。」という返答をして、不安ながらも自分で
行動して、締切りよりも早く提出する社員

どちらのパターンも、最初は見当ハズレなアウトプットしか出してこないのですが、
数年後を見たときに、<<パターン2>>の方が、圧倒的に成長が早い気がします。


私は、「自分の行動のスピード感に自信があるか?」と問われると、残念ながら
「ないです。」と答えてしまいます。

日頃から、すぐに行動することを意識していますが、まだまだです。

周りでも尊敬できる人(年齢問わず)は、行動が早いです。


圧倒的なスピードで「愚直に積む」。スゴイことですよね。


カンタンにできることではないので、それを心掛けなくてはなりませんね。


★こんな人にオススメ

・「最近、頑張ってないなぁ」と思ってる人。

・「こう、暑いとヤル気でないなあ」なんて気温のせいにしてる人。

・ベンチャー投資家の考えてることに興味のある人。



無料メルマガ:『マインドマップでカンタン書評!自分を磨く本の旅』(ID:0000153083)
ビジネス書・自己啓発本をマインドマップでわかり易くカンタンに書評中!
登録メールアドレス
解除メールアドレス
まぐまぐ

投稿者 哲正(てつまさ) : 2010年10月16日 03:12

コメント