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2010年10月16日
愚直に積め!
東洋経済新報社
ベンチャーの現場を体感した者だけが語れる言葉
無知無能の愚者
タイトルに偽り無し
スタートアップ期から次のステージに向かう経営者に最適
今日の本は
「愚直に積め!」(東洋経済新報社)
価格:¥1600+税
作者は、辻 俊彦さん。
数多くのベンチャー企業への投資や育成をされているベンチャー投資家です。
私が持っているのは「2008年2月5日発行」の版で、最近発行された著書では
ないですが、本棚の常に目に付く場所に置かれています。
私は「愚直に積む」とか「凡事徹底」という言葉が大好きです。
今日、「愚直に積む」について書いてるのは、最近の自分が愚直に積んでいないことを
反省するためです・・・。
最初のページの1文章に全てが詰まってます。
「企業が成長を遂げるには、「愚直な挑戦の積み重ね」が必要である。」
企業だけではなく、人も同じですよね。
もちろん、本書内にもそのことには触れられています。
著者の辻さんの説明をお借りしますと、本書は5章で構成されています。、
第1章 会社が生き続けるために必要なこと
第2章 成長を実現する「人材」について
第3章 社長の決断について
第4章 挑戦を続ける心構えについて
第5章 タイミングの重要性
それぞれの章で20個~30個の項目に、わけて著者の辻さんのこれまでの
経験・体験した事象からわかりやすく説明されています。
目次を見てもらえれば、すぐにあなたの心の琴線に触れる言葉がみつかると
思います。
最初から丁寧に読むのもいいですし、途中の自分が興味のあるところから読んでも
大丈夫です。
あとがきを書かれている江上 剛さんがおっしゃるように、「見出しの中に自分の胸に
ぐさりと刺す言葉があれば、それを理解するために該当するページを読めばいい。
まるで聖書のようなものだ。」と、書かれています。
私の胸をぐさりと刺した言葉!
↓↓↓
☆デキル人を目指すなら四の五の言わず実行する
「当たり前!」と思われる方も多いと思いますが、「自分ができているか?」と
問われると、うつむいてしまいそうです。(私はうつむきます・・・)
この項目の中で、著者の辻さんは
「本当に頭がいい人は、すぐに行動に移し、実行するなかで学んでいく」と
書かれていますが、ホントにそう思います。
今、私はとある企業でSEとして働いてますが、10年以上新入社員を見て、
会話してきていますが、「新しいこと」を指示すると
大体、2パターンにわかれます。
例えば、「こんな感じのプログラムを作って欲しいんだけど、できる?」
と指示をするとします。
<<パターン1>>
「初めてするのでわからないで、うまくできるかわかりません」的な発言をして
作業に取りかかる社員
<<パターン2>>
「(とりあえず)わかりました。」という返答をして、不安ながらも自分で
行動して、締切りよりも早く提出する社員
どちらのパターンも、最初は見当ハズレなアウトプットしか出してこないのですが、
数年後を見たときに、<<パターン2>>の方が、圧倒的に成長が早い気がします。
私は、「自分の行動のスピード感に自信があるか?」と問われると、残念ながら
「ないです。」と答えてしまいます。
日頃から、すぐに行動することを意識していますが、まだまだです。
周りでも尊敬できる人(年齢問わず)は、行動が早いです。
圧倒的なスピードで「愚直に積む」。スゴイことですよね。
カンタンにできることではないので、それを心掛けなくてはなりませんね。
★こんな人にオススメ
・「最近、頑張ってないなぁ」と思ってる人。
・「こう、暑いとヤル気でないなあ」なんて気温のせいにしてる人。
・ベンチャー投資家の考えてることに興味のある人。
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投稿者 哲正(てつまさ) : 2010年10月16日 03:12